私は妊娠出産を機に、下垂体前葉機能低下症になりました。
今までとは全く違う体だと理解するまでにかなりの時間が掛かりました。
病気になったころ主治医から『絶対に無理はしないで』と何度も言われましたが、その”無理”の意味が全く分かっていませんでした。
今考えると、頑張る方向を間違っていました。
下垂体前葉機能低下症になって
妊娠出産後、【下垂体前葉機能低下症】【甲状腺中毒症】と診断。

出産前の体重から20kg近く落ちた(^_^;)
出産後、今まで経験したことのないしんどさ。
でも友達から『出産後はしんどい』と聞いていたので、出産したからだと思っていました。
また私は出産時出血が多かったので、そのせいだと思い込んでいました。
そして娘が生後2か月の時緊急入院。
検査をしていくと自己免疫性下垂体炎(下垂体前葉肥大)の疑い、下垂体前葉機能低下症と甲状腺中毒ということが分かって来ました。
副腎ホルモン、甲状腺ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、乳汁分泌ホルモンにも異常がありました。
病気を発症し、最初の1年間は数値が安定せず、子どもの世話をする以外はほぼ横になっての生活でした。
一番身近にいる家族にして欲しいことを伝える
下垂体前葉機能低下症になり、誰にもこの病気のしんどさを分かってもらえなかったのが辛かったことの1つでした。
私はもともとギリギリまで我慢するタイプ。
出産後、ほぼ横になっていたから余計に家事や育児を完璧に!!と頑張りました。
でもこの病気で頑張るのは厳禁!!
頑張る
↓
疲れる
↓
入 院
負のループに陥っていました。
私が何度入院しても、身近にいる人(旦那さん)は、私の病気のことを本当の意味で理解していませんでした。(今も理解してるか微妙)
旦那さんは、私の調子が悪く、1日のほとんどを寝ていたにも関わらず、ご飯の用意や家事もせずにほったらかしということがよくありました。(←今もよくある)
旦那さんが変わったきっかけは・・・私が副腎クリーゼを起こしたから。
主治医に『このまま家にいたら死んでた』と釘をさされたようで、この辺りから少し意識が変わったように思います。
私の病気のしんどさを分かってよ!!と思う事もやめました。
健康な人には、病気の人のことなんて分からんから。(経験したことないことは絶対に分からない)
でも家族にはしんどい時には我慢せず『しんどい』と言葉に出してアピールすることにしました。
そして私がして欲しいことも伝えます。
分かってよ!!(怒)じゃなく、して欲しい事は言葉で伝える!!(口に出さないと伝わらないから)
夏は暑すぎて太陽に当たるだけで電池が切れ、家に帰るとダウンしてしまいます。
冬は寒さで体にストレスがかかるようで、こちらも家に着くと気絶したかのように寝てしまいます。

もう無理はせえへんよ!!
私がしんどくて起き上がれない時は、私を起こさず各自カップラーメンを作って!!
他人からの『カップラーメンってかわいそう。』という言葉は一切聞こえませーーーん。
下垂体前葉機能低下症の私が病気になった当時の自分に伝えたい事
娘は産まれた時から私が病気なので、私の顔色を見て生活しています。
そして産まれた時から多くのガマンしてきました。
それについては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

(娘)みんなのお母さんみたいに母ちゃんも元気やったらよかったのに
こういうことを言われたのは、1度や2度ではありません。
毎日娘の夜泣きが小学校1年生まで続いたのは、私の体調が不安定だったからだと感じるようになりました。(娘が小学校に行きだしてから私の体調も安定して来たため。)
だから私は自分自身が毎日元気で過ごせるように、体調管理に気を付けています。
いつもと違って今日はしんどいなと感じたら、コートリルを追加して様子を見ます。
私の体調が悪くなると娘が不安になるから。
頑張ることも大切やけど、病気になったころの私は頑張り方を間違っていたように思います。
しんどい時はコートリルを追加して横になる!!
娘が安心して家で過ごせるようにするには、私が心身ともに安定していることが大事だから。
体調が悪いときが続くと、精神的にもしんどくなります。
そういう時は他人に対して全く優しく出来ません。
下垂体前葉機能低下症になったばっかりの私に伝えたい事は・・・
・自分自身が心身ともに安定して過ごせることを第一に考える。
・しんどい時は絶対に無理をしない!!

しんどい時に無理してもいいことなんて1つもないよーーー!!
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